2016年 11月 03日
【第242】J1レギュラーシーズンが終了しました |
本日でJ1リーグのレギュラーが終了し
残すはクライマックスシリーズとなりました。
名古屋グランパスがまさかのJ2リーグへの降格が決まりました...
オリジナル10と言われる1992年のJリーグ発足時に加盟したクラブの1つであり
Jリーグを引っ張ってきたクラブだけにショックも大きいのではないかと思います。
J2では圧倒的な強さを見せることで1年で戻ってきてほしいですね。
名古屋グランパスの所属している選手を考えるとJ2に
落ちるようなレベルではないのですがJ2に落ちてしまっている...
では、なぜJ2に落ちてしまったのか...
1つにチームの舵を取るフロントの存在が大きいのではないかと思います。
今季から小倉氏が監督兼GMという立場で
名古屋グランパスの指揮を執っています。
小倉氏と言えば、レフティーモンスターと呼ばれているように
選手時代はトップ選手の1人でサッカー好きなら誰もが知っている選手です。
一方でS級ライセンスは持っているものの監督経験はありません。
スポーツの世界では、選手時代に良い選手だったからといって
良い指導者になれるわけではなく、そこは名古屋としては博打のようなものです。
なぜ小倉氏を起用したのかはわかりませんがフロントとしては
選手時代の活躍もあり、小倉氏を信頼していたのでしょう。
しかし、シーズンが始まってみると思うような結果を出すことができずチームは
低迷を続けてしまい、残留争いに巻き込まれてしまうようになってしまいます。
そこでフロントとしては、一刻も早く改善する必要があったと思うのですが
一歩踏み出すまでのスピードが遅く、このような結果になってしまっています。
ようやくフロントが動きを見せ、闘莉王選手がチームに復帰する
ことが決まりますが闘莉王選手が復帰したのは残り8節時点で
そのときに残留圏とは勝ち点7差の位置につけていました。
残り8節で勝ち点7差というのはサッカーにとっては大きな差であり、
ここから持ち直すことが非常に大変なことであり、難しいことでもあります。
これは結果論であり、今議論したところで結果が
変わっていたのかはわからないですがもっと早くにフロントが
動いていたら結果は変わっていたのではないかと思います。
なぜ、これだけフロントの動きが遅くなったのかという理由の1つのとして
フロントのちっぽけなプライドがあるのではないかと思います。
フロントは小倉氏に絶対的な信頼を寄せており、結果を出してくれる期待を
していたため、最後まで何とかしてくれると変な自信や小倉氏を起用したという
プライドを持っていたと思います。
このような自信やプライドが次に動き出す際の
邪魔になっていたのではないかと思います。
これは企業でも同じようなことが言え、ある事業が赤字を出し続けている場合
その事業を切り離す必要があるのかもしれません。
しかし、その事業に多額の投資をしている場合や創業者の思い入れが
ある事業である場合はその事業を改善するまでに時間がかかってしまい
会社を圧迫してしまう可能性があります。
そのため、チームの舵を執る人間は将来のためを常に考え続ける必要があり
過去の栄光などにすがる必要などはまったくないと思います。
その判断を間違えてしまうと今回の名古屋グランパスのように取り返しのつかない
ようなことを引き起こしてしまう可能性が高まってしまいます。
それだけリーダーの存在は大切であり、重要であるということですね。
by akasi25
| 2016-11-03 22:06