2017年 05月 05日
【第436】ベテラン選手の存在 |
本日はJリーグの試合が開催されており、私が応援するガンバ大阪の試合があったのでその試合を見て感じることについて書いていきたいと思います。
ガンバ大阪には「遠藤選手」というチームの象徴となる選手がいます。
遠藤選手は日本代表にも選ばれるような実力のある選手であり、ガンバ大阪に長く在籍しているので、これまでチームに貢献してきた実績は計り知れないものになっています。
それだけ素晴らしい選手であるということですね。
その遠藤選手が前回の試合で19年ぶりにベンチに入りながらも出場することがなかったということがニュースになりました。
プロサッカー選手の平均引退年齢が25~26歳と言われている中、19年間メンバーに入ったときは必ず試合に出場しているということがどれだけすごいことなのかはなんとなく理解できるのではないかと思います。
チームにとってはそれだけ重要な存在であり、信頼されている選手であるということです。
そんな遠藤選手も年齢的にはピークを越え、37歳とそろそろ引退を考える年齢になっており、そのことは遠藤選手自身が一番理解していることであると思うのですが、チームとしても遠藤選手をどのように起用するのは大切になってくるように感じます。
人間は年齢には勝つことができず、ピークのときよりも能力が低下してしまうことは仕方がないことであり、遠藤選手もピークのころと比べると輝きが薄れてきてしまった印象を持ちます。
それでも一流の選手であることは間違いなく、輝きは薄れてきているものの今なお遜色ないプレーでチームに貢献しています。
ただ、チームにも事情があり、世代交代のために若手選手を試合に出して経験を積ませることで若手育成することが必要になってきます。
そのときにネックになるのがベテラン選手の存在であり、どのように選手を選択するのかは難しい問題になります。
また、遠藤選手のようなチームに多大な貢献度をしている選手はさらに難しく、簡単に戦力から外すこともできず、簡単に戦力から外してしまうことによって、遠藤選手自身のプライドにも傷をつける可能性が出てしまいます。
このような問題があると考えながらガンバ大阪の試合を見ていたのですが、本日の試合は遠藤選手が途中から出場することで勝利には導くことはできなかったもののチームの雰囲気を変えることができていました。
そのあたりは「さすがだな」と感心したのですが、やはりチームにとってはベテラン選手の存在は大切なことであると感じました。
これは途中から出場することで試合の流れを変えることができるという点もあるのですが、精神面での支えにもなっていると思います。
若手選手には経験が足りない一方でベテラン選手は多くの経験をしており、そこで実践したことや心の持ち方は若手選手にとっては参考になると思います。
そのことを考えるとサッカーにおいては、ベテラン選手という存在は非常に重要なことであると感じます。
ベテラン選手と若手選手を共存させることによって、より良いチームづくりをしていくことがリーダーに必要な能力であるので、長谷川監督がどのようにガンバ大阪を率いていくのかに注目していきたいと思います。
by akasi25
| 2017-05-05 23:37