2017年 09月 14日
【第558】価格も大切ですが |
本日は公休日ということで、久しぶりにアウトレットへ出かけてみたのですが、土日ほどではないものの多くのお客さまが来ている印象を受けました。
アウトレットと言えば、人気のブランドがお買い得価格で購入できることに大きな魅力があると思います。
私は普段買い物にはいかないので、洋服がどれくらいの価格であるのかなどはあまりわかっていないのですが、たしかに「PriceDown」という札が掲げられた商品が数多くなり、お得であるということを感じることができました。
消費者が商品を購入するときの大切なポイントとして、「価格」があると思います。
やはり、消費者にとって安いほうが嬉しく、少しでも安く商品を購入しようと考えることは自然であると思います。
ただ、今後はネット消費が今より盛んになり、価格という面ではリアル店舗がネットに太刀打ちすることが難しくなることが考えられます。
そのような時代でアウトレットがどのようになっていくのかと考えたときに、アウトレットは「価格」以外にも価値を感じるポイントがいくつかあり、そのことが今後は強みになっていくのではないかと感じます。
まず1つは、「人気ブランドの集結」です。
私はブランドなどには疎いのですが、アウトレットに行くと聞いたことのあるブランドを多く見かけます。
売上を決める要素の1つとして「認知率」があり、人気ブランドは一般ブランドに比べると認知率が高く、認知率が高いブランドが集まれば、集客力を高めることに繋がり、結果として売上を高めていくことも可能になると思います。
これは他のリアル店舗やネットにはない強みであり、消費者が足を運ぶきっかけをつくっていると思います。
さらに、「非日常の空間」もポイントになります。
アウトレットに行ったことがある方ならわかる方も多いと思いますが、非日常の空間を意図的につくっていると思います。
これは消費者に買い物に行くという目的だけでなく、娯楽やリフレッシュのためにも来てほしいという意図が込められているのではないかと思います。
このように非日常の空間を提供するということも、消費者が足を運ぶ1つのきっかけになっていると思います。
商品を購入してもらうためには、まずはお客さまに来てもらうために何をするのか考える必要があると思いますが、そのために様々な取り組みを行っていると思います。
そのため、アウトレットというのは遠方のお客さまも集客することができているのではないかと思います。
ただ「価格」を安くするだけでは、必ずコモディティ化することは間違いないので、その中でもなにか違う価値をつくることによって、他との違いを生み出すことは大切なことであると感じます。
by akasi25
| 2017-09-14 23:12