2017年 10月 09日
【第583】本日の日経MJ |
本日の日経MJに「肉なし人気じわり」という記事がありました。
同記事によると、植物を原料にした疑似肉を使う「ミートレス(肉なし)・バーガー」が米国でじわじわ広がりつつあり、「代替タンパク質」として注目が高まっているということです。
この記事を見て、一番に感じたことは「何のための商品であるのか」ということです。
また、そもそもハンバーガーなどを食べる習慣がないので、そのように感じるのかもしれませんが、「肉あり」でも「肉なし」でも食べたいと思うような商品ではないですね。
ハンバーガーの中に入っている肉は加工肉が多く、一昔前に加工肉を1日50グラム食べ続けると発がんのリスクが高まるという発表をWHOが行いました。
加工肉には当然、食品添加物が多く使用されているので、カラダにとって大きなリスクが伴いということですね。
そのように考えると、「ミートレス・バーガー」も同じものではないかと思います。
記事によると、疑似肉は小麦やジャガイモから抽出したたんぱく質やココナツ油などを主原料にしているということです。
上記した原料を加工してつくっているということなので、当然その過程では大量の食品添加物が使用されることは間違いありません。
そのため、「肉」であろうと「植物」であろうと大きな差があるわけではないと思います。
このような商品が広がりを見せる背景には、「健康」というキーワードがあるように感じます。
「肉」より「植物」のほうが健康に良さそうだから...
植物のタンパク質はカラダに良いと聞いたから...
しかし、植物性の商品であれば、どのような商品でもカラダにプラスになるとは限らず、商品の質も考えていく必要があると思います。
流行りにのせられるのではなく、物事の本質を考えることが大切になってきますね。
また、企業も何に価値を持たしている商品であるのかはしっかり考える必要があるように感じます。
このような商品が健康のためなのか、ほかの理由があるのか、ただ商売のためなのか...
「ミートレス(肉なし)・バーガー」
私自身は食べる機会はないと思いますが、一時的な流行りで終わってしまい、長期的に必要とされる商品ではないように感じます。
ただ、このような技術は違う形で使うことができるのではないかと思います。
by akasi25
| 2017-10-09 22:44