【第728】簡単に信じない |
昨日のブログで、ただ商品を売りたいがために企業は様々な取り組みを行っているということを記しました。
その例えとして、栄養機能食品や機能性表示食品がそうであると感じます。
皆さんも1度は耳にしたことがあるトクホ(特定保健用食品)は、国が安全性と効果を製品ごとに検査しています。
一応、国が審査しているということです。
一方の栄養機能食品や機能性表示食品は国の審査がなく、科学的根拠などを国に届け出ることによって、表示できるようになっています。
トクホの効果も疑問であるのですが、栄養機能食品や機能性表示食品は企業のコンプライアンスに頼っている部分があり、そのことが意味するのはお客さまのためではなく、商品を売りたいがための企業の取り組みである可能性が高いということです。
ある商品は機能性表示食品であることを訴求しただけで出荷数が4倍になったというデータがあります。
その表示というのは商品に「血圧が高めの方に」を加えただけです。
商品の中身を変えずに表示を変えただけで、これだけの違いになることに驚きを感じる一方、これだけの多くの方が簡単に企業の戦略にハマってしまうのかとも感じます。
中身を変えずに外側だけ変えるというのは、表現を変えると内側(本質)ではなく、外側(本質以外)を変えているということです。
商品とは本質を高めていく必要があり、それ以外を高めてしまう方向に進んでいけば、そのことは他者ではなく自己のために取り組んでいることになります。
これは何に対しても言えることであるので、私自身もこのことがブレないように取り組むとともに、世の中の情報の正邪を見分けることができるようにしていきます。
カラダに良いと思っているもので、その商品に記されていることを鵜呑みにするのではなく、手に取って一度考える習慣をつけることは大切になりますね。