【第736】収入を増やすためには |
希少性という言葉を調べると、「欲望される量に比べて利用可能な量が少ない状態をいう」と出てきます。
上記した定義は「モノ」の場合は当てはまることであり、「世界で5品だけ」や「日本で10個だけ」というモノは自然に希少性が高まります。
基本的に希少性が高いモノは、価格(価値)も高くなっていきます。
これは「人」にも当てはめることができ、世界には約70億人、日本だけでも約1億人という「人」がいる中で、希少性を高めていかなければ価値を高めることができません。
価値を高めることができなければ、収入を高めることにも繋がりません。
これはスポーツの世界で考えるとわかりやすく、勝利のために必要とされる選手の希少性は高く、そのような選手は収入が非常に高いです。
この人の希少性が何であるのかを考えたときに大切になる観点が、「あなたでなければ困る」と思われることです。
「あなたでなければ困る」という状態は、求めている人からすると「世界に1人だけ」の存在になっています。
これは「誰でも大丈夫」の状態とは大きな違いで、「あなたでなければ困る」と思ってもらえる人を如何に増やしていけるのかが大切になり、その人数を増やせば、希少性を高めていくことに繋がります。
モノの場合は、モノ自体の価値も大切ですが程度価値があれば、流通量を極端に少なくすることで簡単に希少性を高められます。
人の場合は、人にはもともと価値があるのですが、流通量(人口)が非常に多いので、希少性を高めるのは簡単なことではありません。
そのため、「あなたでなければ困る」状態をつくることができるように、何をしなければいけないのかを考え、行動に移していく必要があります。
そして、その「あなたでなければ困る」というのは、自分の熱意や情熱のある分野でつくる必要があり、そのことが最も大切な基盤になると思います。
希少性を高めることに終わりはないので、そのためにお金と時間を投資し続けることが大切になってきますね。