【第843】社会やチームで生きるために |
最近、強く感じるようになってきたことが「自分」ではなく「相手」を考えることです。
「自分」の頭の中のことは自分しかわからず、自分以外の相手には当然わかりません。
これは「相手」でも同じことであり、相手の頭の中のことは自分にはわかりません。
ただ、「相手」のことはわからなくても、わかろうと努力することは可能です。
相手がどのようなことを考えているのか、相手がどのような心情でいるのかなどはわかろうとすることで、正しくないかもしれませんがなんとなく理解することは可能になります。
これは仕事においても、日常においても大切な観点になってきます。
仕事で考えると、「スタッフ(仲間)」と「お客さま」で捉えることができます。
スタッフの場合は、個々によって能力も変われば、キャパシティーも大きく変わってくるので、仕事量が大きく変わっていきます。
さらに個々によって、性格も大きくかわるので、感情を表に出す人もいれば溜め込んでしまう人もいます。
そのような1人1人の特徴を考え、わかろうとすることによって、「自分」の行動は大きく変わり、そのことでチームを変えていくことが可能になってくると思います。
そのため、相手をわかろうとしなければいけないということです。
「自分ができるから」や「あのスタッフはできたから」とすべて同じと考えるのではなく、1人1人を見ることによって、取り組む必要があるということですね。
また、お客さまの場合は、お客さまの頭の中にある言葉で話すことを意識しなければいけません。
お客さまに専門的な言葉で伝えても伝わるわけがなく、伝わらないということは行動を変えることができないということです。
それでは私たちの存在価値はないので、如何にお客さまの頭の中にある言葉で話ができるのかは大切になってきます。
自分だけを考えて取り組むのは簡単なことです。
しかし、組織で生きている、社会で生きている限りは自分ではなく「相手」のことを考えなければいけません。
それを疎かにしてしまうことは、自分の存在価値の必要性がなくなってしまう、薄めてしまうことに繋がっていきます。
そのような人生は楽しくないと思うので、考える軸を「自分」ではなく「相手」に向けることは大切になってきますね。