【第885】厳しい経験は人をつくる |
昨日は商店街の会議に参加したのですが、その際に感じたのは厳しい経験をすることの重要性です。
商店街の会議に参加されている方は一国一城の主であるので、店舗のすべてが自分の判断によって決まっていきます。
そのような中で店舗を継続させ続けているのはすごいことであり、歴史のある店舗の場合は95年間や80年間以上の歴史のある店舗もあります。
VIVA板宿が10年間ということなので、その違いは一目瞭然であります。
そのような方の話を聞いていると、今の時代の流れには合ってないかもしれませんが、様々な経験をしている方がたくさんいます。
たとえば、師匠のもとへ住み込みで働き、三畳一間の部屋を4人で生活し、休みはなく半休が月2回もらえ、給料は数万円程度であったということです。
今の時代だったら完全に「アウト」であります。
まさしくブラック企業と言われるものです。
しかし、その方は少しずつ環境は変化したらしいのですが、そこで8年間も働いたということです。
そして、そのような環境の中で経験したことは今も生きていると話していました。
このことは自分もわかるところがあり、厳しい経験をするのは大切になってくると思います。
その方のような劇的な経験をしているわけではないですが、小学生からサッカーをはじめ、そのころは今ではアウトであろう経験などもしてきました。
中学生、高校生、大学生ではそのような経験はないものの、一般の方では経験できないような経験をしてきました。
社会人では今の環境が素晴らしいだけでなく、自分自身でも他の人に負けないように努力し、厳しい経験をしようとしています。
客観的に見るとわからないですが、一般の人に比べると厳しい経験をさせてもらえていると思います。
そして、そのような経験を通じて、様々なことを学べた結果として今があるというのは理解しています。
「厳しい経験」というのは賛否があると思いますが、個人的には人間の幅と深さをつくるためには必要になってくると思います。
幅と深さをつくるのが人間力を高めることに繋がってくるからです。
そのことを考えると「楽な経験」と「厳しい経験」という2つの選択肢がある場合に、後者を選択できるようなメンタルが必要になってきます。
そのような選択をできる人が人間として魅力を高めていくと思います。