【第898】指摘=成長の促してくれる |
人を成長させる過程で大切であると感じるのは、厳しい指摘をもらえる環境になると思います。
指摘を注意と言い換えるとわかりやすいかもしれませんが、人から注意されなくなったときは呆れられていると捉えることができます。
私も立場が変わり注意をすることがありますが、注意する側の人間は決して良い気はしません。
人間の心理として「嫌われたくない」という思いがどこかにあるからです。
また、注意される側の人間も決して良い気はしないと思うので、注意というのは双方にとってあまり良い気がしないものとなっています。
ただそのような感情になる中で、なぜ注意するのかというと「成長してほしい」という思いがあるからです。
正しい認識からズレている場合に注意するわけであり、そのときに注意しなければ正しい認識ができなくなります。
そのことはリーダーにとっては間違った判断であり、正しい方向に導いてあげることが必要になってきます。
別の意味で捉えると注意されなくなるのは、「成長してほしい」と思われていないということになります。
そのため、注意されなくなったと感じると危機感を覚えなければいけません。
現在はマネージャーとして取り組んでいるのですが、まだまだ力不足であるので、足りていない部分はたくさんあります。
主観的に捉えても足りていない部分を理解しているのですが、客観的に見られることによって、より明確に捉えることが可能になります。
そういう意味では厳しい指摘をもらえる環境が整っているのは、私自身としてはありがたいことであり、成長させてもらえる環境であると感じています。
また、自分もそのような環境を整える必要があるということなので、「間違っていることは間違っている」と伝え、正しい方向に導いていきたいと思います。
人間の成長は環境がすべてを決めます。
自分の環境はもちろん、周りの環境も整えていくという観点はより強く持っていく必要がありますね。