【第932】感情的にならないこと |
メールでも発言でも相手がどのような心情になるのかは、しっかり考えなければいけません。
このあたりは私も大きな課題があり、ひと時の感情をそのまま出してしまう場合があります。
しかし、感情をそのまま出すことは非常に簡単であり、子どもでもできるので、大人としては別の行動を取ることが大切になってきます。
それが相手の心情を捉えるということになります。
子どものころは口ケンカやケンカが多かったと思うのですが、それは相手のことを考えずに自分の考えを伝えた結果であると思います。
そして、お互いが不満を言い合う形になり、ケンカに発展していきます。
そのときに相手のことを考えて発言すれば、ケンカに発展することなく、冷静に話を進めていくことが可能になります。
別の捉え方をすれば、このことが「主観的」と「客観的」になると思います。
子どものころの自分を思い出してみるとまさに「主観的」であり、自分のことしか考えておらず、周囲に目を向けるという観点などありませんでした。
そのため、周囲と激突したこともあれば、ケンカをしたこともあります。
ただ、そのときに「なぜそうなったのか」を考えることで、客観的に捉える大切さを学べるので、子どもは「主観的」な行動を取っても良いと思います。
しかし、大人の場合はそういうわけにはいかず、客観的に捉えられる能力が大切になってきます。
そのためには感情のままに行動しないことが必要になります。
人間は感情がある動物であるため、コントロールするのは難しい面がありますが、感情に任せるのではなく、一歩引いて捉えることで見え方が変わってきます。
とくにチームの中心になる人物が感情的になってしまうことで、周囲が委縮し、発言できない状況になってしまうことが考えられるので、そのあたりは注意しないといけません。
感情に身を任せるのではなく、相手の心情を捉えることができれば、より良いコミュニケーションを取れるようになると思います。
私自身がしっかり意識しなければいけませんね。